2009/06/08
昨年初めて大成功に終わったオオカナダモのヨウ素デンプン反応。コツは至近距離からの蛍光灯の照射でした。↓参照
http://tovu3110.blog19.fc2.com/blog-entry-2.html
ところが,今年は何度やっても全くうまくいきません。葉に気泡が沢山ついていることから気体(多分O2)は発生しているようなのですけど。
オオカナダモが古いためかと,新たに購入して試しましたがやはりダメ…(Q_Q)↓CO2不足が原因かと,炭酸水を加えてみても同じでした。CO2不足が原因では無いようです。そうすると,やはり個体差でしょうか?もう少し原因調査に当たります。しかし,こんな再現性の低い観察だったとは…手強いですね。

これは去年のもの。しっかり反応が見られます。

これが今年のもの。全くデンプン反応が見られません…
あら…昨年の写真を見ると青紫色の葉緑体が見られる中,反応していない葉緑体も見られますね。ということは,何層かの細胞で,光合成している層としていない層があるということ?。あるいは,ヨウ素液が浸透していないとか? そういえば,今年はヨウ素液に浸す前に,熱湯に浸していませんでした。もしかしたら,それ(熱湯による加熱)が関係しているのかも知れません。至急確認してみます。
2009/6/11
やはり,熱湯処理をしていなかったのが原因でした。熱湯で数分茹でるとヨウ素反応が確認できました。ということは,お湯で加熱する目的は,ヨウ素液が細胞にしみこみやすくなるから?

左から×100,×200,×400)
中央の葉脈の周辺で青紫色の反応が見られます。拡大してみるとハッキリ分かります。
ここで新たな疑問!。昨年は葉の全体で青紫色の反応が見られました。今年のものは葉全体ではなく,葉脈付近でのみ青紫色の反応が見られています。ということは…
1)葉脈付近でのみ光合成が行われていた
2)葉脈付近にヨウ素液が染みこみやすい
どっちなのでしょう?
確認のため,蛍光灯を2本に増やして,更に近い距離で照射してみます。
2009/06/13
蛍光灯を2本に増やし,距離を近づけて一晩照射したカナダモの葉を,熱湯で茹でてヨウ素液に浸しました。ところが,全く反応がありません…。よく見ると,葉の周辺が黄色っぽく変色しています。水を手で触ってみると,生ぬるく,温度計で測ってみると,26~27℃ほどです。確か,カナダモは30℃以上で弱ってしまうとか。
近ければ良いという訳ではないようですね。今度はもう少し離してみます。
2009/06/15
蛍光灯を少し離してみました。大量の気泡が出ているにもかかわらず,ヨウ素反応は全くありません。もちろん熱湯処理済です。水温が上がっているのでしょうか?

装置はこんな感じです。蛍光管から葉までの距離は8cmくらいです。

葉の縁の色が黄色がかっているようです。水温上昇によるものでしょうか?

こんなに気泡が出ているにもかかわらず,ヨウ素反応はNGです。水温が上がっているのでしょうか?
こんどは水温上昇を抑えるために,水を循環させてみましょう。

水槽の真横から光を当て,水を循環させるためにエアーを送ります。蛍光管から葉までの距離は2cmくらいです(もちろん間には水槽の壁がありますが)。これで一晩おいてみます(PM5:30set)。
2009/06/16
水槽に一晩おいた葉を熱湯処理&ヨウ素液に浸してみました。水温は23℃と,とりあえず温度上昇を防ぐことはできました。

かろうじて,葉脈の中央付近のみに青紫色の反応が確認できました。
授業で明確に確認させるためにも昨年のように葉全体で反応を確認したいのですが。難しいのでしょうか?オオカナダモが弱っているためなのか,光量(時間)不足なのか,CO2不足なのかのいずれかだと思うのですが。
まずは,オオカナダモの個体差によるのかを確認するためにも,オオカナダモを別の個体に交換してもう一晩チャレンジしてみましょう(AM8:00set)。本当に奥が深すぎる…(..;)
昨年初めて大成功に終わったオオカナダモのヨウ素デンプン反応。コツは至近距離からの蛍光灯の照射でした。↓参照
http://tovu3110.blog19.fc2.com/blog-entry-2.html
ところが,今年は何度やっても全くうまくいきません。葉に気泡が沢山ついていることから気体(多分O2)は発生しているようなのですけど。
オオカナダモが古いためかと,新たに購入して試しましたがやはりダメ…(Q_Q)↓CO2不足が原因かと,炭酸水を加えてみても同じでした。CO2不足が原因では無いようです。そうすると,やはり個体差でしょうか?もう少し原因調査に当たります。しかし,こんな再現性の低い観察だったとは…手強いですね。

これは去年のもの。しっかり反応が見られます。

これが今年のもの。全くデンプン反応が見られません…
あら…昨年の写真を見ると青紫色の葉緑体が見られる中,反応していない葉緑体も見られますね。ということは,何層かの細胞で,光合成している層としていない層があるということ?。あるいは,ヨウ素液が浸透していないとか? そういえば,今年はヨウ素液に浸す前に,熱湯に浸していませんでした。もしかしたら,それ(熱湯による加熱)が関係しているのかも知れません。至急確認してみます。
2009/6/11
やはり,熱湯処理をしていなかったのが原因でした。熱湯で数分茹でるとヨウ素反応が確認できました。ということは,お湯で加熱する目的は,ヨウ素液が細胞にしみこみやすくなるから?



左から×100,×200,×400)
中央の葉脈の周辺で青紫色の反応が見られます。拡大してみるとハッキリ分かります。
ここで新たな疑問!。昨年は葉の全体で青紫色の反応が見られました。今年のものは葉全体ではなく,葉脈付近でのみ青紫色の反応が見られています。ということは…
1)葉脈付近でのみ光合成が行われていた
2)葉脈付近にヨウ素液が染みこみやすい
どっちなのでしょう?
確認のため,蛍光灯を2本に増やして,更に近い距離で照射してみます。
2009/06/13
蛍光灯を2本に増やし,距離を近づけて一晩照射したカナダモの葉を,熱湯で茹でてヨウ素液に浸しました。ところが,全く反応がありません…。よく見ると,葉の周辺が黄色っぽく変色しています。水を手で触ってみると,生ぬるく,温度計で測ってみると,26~27℃ほどです。確か,カナダモは30℃以上で弱ってしまうとか。
近ければ良いという訳ではないようですね。今度はもう少し離してみます。
2009/06/15
蛍光灯を少し離してみました。大量の気泡が出ているにもかかわらず,ヨウ素反応は全くありません。もちろん熱湯処理済です。水温が上がっているのでしょうか?

装置はこんな感じです。蛍光管から葉までの距離は8cmくらいです。

葉の縁の色が黄色がかっているようです。水温上昇によるものでしょうか?

こんなに気泡が出ているにもかかわらず,ヨウ素反応はNGです。水温が上がっているのでしょうか?
こんどは水温上昇を抑えるために,水を循環させてみましょう。


水槽の真横から光を当て,水を循環させるためにエアーを送ります。蛍光管から葉までの距離は2cmくらいです(もちろん間には水槽の壁がありますが)。これで一晩おいてみます(PM5:30set)。
2009/06/16
水槽に一晩おいた葉を熱湯処理&ヨウ素液に浸してみました。水温は23℃と,とりあえず温度上昇を防ぐことはできました。



かろうじて,葉脈の中央付近のみに青紫色の反応が確認できました。
授業で明確に確認させるためにも昨年のように葉全体で反応を確認したいのですが。難しいのでしょうか?オオカナダモが弱っているためなのか,光量(時間)不足なのか,CO2不足なのかのいずれかだと思うのですが。
まずは,オオカナダモの個体差によるのかを確認するためにも,オオカナダモを別の個体に交換してもう一晩チャレンジしてみましょう(AM8:00set)。本当に奥が深すぎる…(..;)
デンプンがあって、ヨウ素液が触れれば青紫色に反応すると思います。反応しない時は、デンプンが無いか、合成されたデンプンが糖などに代わってしまっているか、ヨウ素液が何らかの原因でしみ込めないのではないかと思う。